1062kHzで主に内陸南部地域をカバーしているIBC前沢ラジオ局は、昭和29年12月21日、IBC岩手放送の前身である「ラジオ岩手」の2番目のラジオ局として、前沢町=現在の奥州市前沢区に開局いたしました。

前沢ラジオ局の開局当時は、親局の盛岡ラジオ局が盛岡市青山にあり、出力も1kWと県南地区を十分にカバー出来ていなかったため、前沢ラジオ局の設置が必要でした。

その後昭和46年に、盛岡ラジオ局は盛岡より南に位置する紫波郡矢巾町に移転し、出力も5kWに増力しました。その結果、前沢ラジオ局の放送区域全域が、盛岡ラジオ局の放送区域内に含まれることになり、前沢ラジオ局がなくても、IBCラジオを聴くことが出来るようになりました。

確認のため、去年から今年にかけて奥州市などで実際に調査したところ、52の調査地点すべてで684kHzの盛岡ラジオ局を聞くことができました。また、90.6MHzの盛岡FM、85.5MHzの一関FMなどでもIBCラジオを聴くことが出来ました。

62年間、県南地域の皆様に親しまれてきた前沢ラジオ局ですが、局舎・鉄柱・アンテナなどの放送設備が老朽化し、維持が困難となっていることもあり、設備の更新はせず、今年の9月末で廃止することといたしました。

現在、1062kHzでお聞きいただいている皆様は、AMラジオ・ワイドFM・FM補完局で引き続き、IBCラジオをお楽しみいただけますようお願いいたします。