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418回「震度5・6の強弱」2017年5月6日OA

2017年05月06日 6:00 PM

地震の揺れの強さを表す「震度」について、紫波町のじゃじゃじゃサテライトさんから質問をいただきました。ありがとうございます。「なぜ震度5と6だけに強弱をつけるようになったんですか?」気象庁が発表している震度は、以前は体感や周囲の状況から推定していました。そして震度0は「無感」、1「微震」、2「軽震」、3「弱震」、4「中震」、5「強震」、6「烈震」、7「激震」という別名がありました。しかし1996(平成8)年4月以降は、「震度計」による観測に切り替えました。揺れを感知し、水平や上下の揺れの強さの程度を計算して数値化した計測震度から、震度に換算し速報しています。震度6強、6弱、5強、5弱の区分は、この年の10月から適用され、別名は廃止されました。

この強弱について契機となったのが1995(平成7)年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」です。各地の震度は神戸、兵庫県淡路島の洲本(すもと)で「震度6」、兵庫県豊岡、滋賀県彦根、京都で「震度5」を観測しました。現地調査を行ったところ、木造や鉄筋コンクリートの建物の倒壊・崩壊・傾斜、家具の移動・転倒、棚の食器や書籍類の落下など、同じ震度5、震度6でも被害の幅が大きいことが分かりました。そこで被害の様相を反映させる為、計測震度4.5以上5.5未満を「震度5弱」、5.0以上5.5未満を「震度5強」、5.5以上6.0未満を「震度6弱」、6.0以上6.5未満を「震度6強」と細分化することで、適切な防災対応ができると判断したものです。

尚、当時の震度階級は、震度0から7までの8階級で、震度7については現地調査により決定するものとなっていました。その調査で、神戸市須磨区から西宮市・宝塚市にかけてと、淡路島の北部で震度7に達していることが分かりました。気象庁はこのデータを元に、震度階級を改正、現在の震度6強、6弱、5強、5弱も加えた10階級にすると同時に、震度7についても震度計で速報しています。