経験値に勝ったモリノブレイク

2019年11月10日 8:49 PM

 11月10日(日)のメイン2歳M1の南部駒賞は北海道からの遠征組のトップ、
全国区の競争でもまれてきたモリノブレイクがハイペースを凌いで勝ちました。

 1番人気は地元岩手で4戦4勝の若駒賞馬グランコージーでした。初戦から
逃げて3連勝した後、若駒賞ではあえて2番手に控える競馬を見せて連勝を伸ばし、
信頼度を高めていました。2番人気以下は北海道勢が占め、なかでも前走船橋の
平和賞で5着に入ったモリノブレイクが門別3勝の実績も買われグランコージーに
次ぐ人気を集めました。
 レースは序盤、各馬がお互いの手の内を探るように始まりました。ハイペースが
予想されるなか、先には行かず2~3番手に付けたい思惑の馬が多かったからか、
はっきりとした逃げを主張する馬がいませんでした。押し出されるように前に位置
した4番グランコージー鈴木祐と、外から前をうかがうモリノブレイク岩橋勇二が
お互いの顔色を見るような場面もありました。しかしこの2頭に11番マルベルタが
外から競りかけると、一転ペースが速くなります。道中、外目から終始リードする
モリノブレイク、内で食い下がるグランコージーが競り合いながら進む展開となり、
一時は差し馬に向く展開になったとも思わせました。第4コーナー手前、内で我慢
していたグランコージーの手応えが怪しくなる一方、モリノブレイクには余裕が
感じられました。直線単騎先頭に立ったモリノブレイクを目がけて他の馬が殺到、
しかしモリノブレイク持ち前のはしぶとさを発揮して後続の接近を許しませんでした。
結局モリノブレイクは、差してきた同厩のスティールペガサスに2馬身半の差をつけ
完勝といえる内容で勝利を収めました。3着には人気薄のホンコンノワールが追い込み
3連単は7万円台の大穴となりました。
 モリノブレイクはこれで通算11戦4勝と星を伸ばし、群雄割拠の北海道の2歳勢の
中でもその存在を大きくアピールしました。