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IBC岩手放送

 

IBC岩手放送|岩手百科事典

2020年10月29日(木)

訶梨帝母像

かりていもぞう

平泉町平泉の毛越寺大乗院内にある。県指定文化財。鬼子母神(きしぼじん)とよばれる像である。悪女が釈迦の訓戒によって改心し、仏教に帰依して児女を守る善神になれたという。左手に1子「ひるだか」を抱き吉祥果(ザクロ)を持ち岩座に腰掛けている。奈良時代の安産の神。東大寺円城寺の像とともに古像とされる。ケヤキの一木造り。像の高さ50cm。

Written by 吉川保正

岩手百科事典とは

「郷土のすべてを知りたい」という県民の思いにこたえ、岩手放送開局25周年事業として1978年に刊行。10年後の1988年に補訂し「新版岩手百科事典」を刊行した。岩手の自然・歴史・地理などあらゆる分野・領域で5千を超える項目を網羅、集大成。
WEBでの掲載項目は「新版」に準拠し、刊行当時の内容をそのまま採録しています。このため地名や解釈等で、現在と違う場合もあります。予めご了承の上、お楽しみください。

2020年10月28日(水)

通岡峠

かよおかとうげ

国道45号線の大船渡市と陸前高田市の境にある標高173mの峠。氷上山と箱根山の鞍部(あんぶ)に位置し、1963年(昭和38)県営の有料道路として開通、従来の小友ー末崎を経由する両市間の旧道の距離に比ベ大幅に短縮された。1973年有料道路が廃止され、国道45号線の一部に編入された。頂上付近からの大船渡湾口・高田松原の展望はすばらしい。

Written by 中村敢

2020年10月27日(火)

掃部長者

かもんちょうじゃ

長者伝説には、富を得た由来を説くものと、繁栄から没落する話を説くものとに大別されるが、水沢市および胆沢町に所在する旧跡などに関連して語られる掃部長者伝説は後者に属する。長者の妻は欲心の果てにじゃ身と化し、毎年洪水を起こして村人に災害を及ぼしてきた。このため村人は娘をいけにえとして供えてきたが、ある年郡司の年番となったので、郡司は娘の身代わりに肥前松浦から佐代姫を買い求めていけにえにたてた。姫は祭壇に座って法華経(ほけきょう)をとなえ、薬師如来を念じたところその法力によって長者の妻はじゃ身の業縛を解かれ済度されたという話で、奥浄瑠璃や里神楽で演じられ流布してきた伝説である。

Written by 小形信夫

2020年10月26日(月)

カモメ科

カモメか

一般にはカモメもウミネコも区別が無くカモメとかカゴメと呼ばれていることが多い。三陸沿岸各地の入り江や漁港はカモメ類を観察する絶好の場所。県内では、ユリカモメ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・ワシカモメ・シロカモメ・カモメ・ウミネコ・ミツユビカモメ・アジサシ・コアジサシが記録されている。ウミネコの繁殖地は、県内では田老町佐賀部・釜石市三貫島・陸前高田市椿島(1934年・昭和9、12月国の天然記念物指定)が有名。また少数ではあるがオオセグロカモメの繁殖が三貫島で確認されている。これは本州唯一の記録。

Written by 田鎖巌

2020年10月25日(日)

オオルリシジミ

オオルリシジミ

鱗翅目(りんしもく)シジミチョウ科。前ばねの長さ18〜21mm、はねの表は青色、班紋は黒色、裏は白色、黒点が散布し、後ばね外方に黄色帯がある。本州・九州・朝鮮に分布。東北では盛岡市付近と青森県西部に産地があるが、近年の開発で破壊されつつある。平地・低山地帯の草原に生息。成虫は6月に出現。幼虫はクララの花とつぼみを食べる。

Written by 岡野磨瑳郎

2020年10月24日(土)

大矢馬太郎

おおやうまたろう

1870〜1939 盛岡市長。盛岡生まれ。旧姓中村。1902年(明治35)岩手県農工銀行取締役、1907年盛岡市長(5代目)、1915年(大正4)岩手県会議長、1916年貴族院議員、1917年盛岡市会議長、1918年岩手県農工銀行頭取、1919年岩手県会議長、1921年衆議院議員、1934年(昭和9)盛岡市長(9代目)、1938年に再選されたが翌年現職で死去。盛岡市初の市葬で弔われる。

Written by 山田勲

2020年10月23日(金)

オオモリケンモン

オオモリケンモン

鱗翅目(りんしもく)ヤガ科。前ばねの長さ約15mmで銀灰色、後ばねは純白の小型のガ。北海道と東北地方北部に数カ所の産地が知られている希種であるが、盛岡市付近では比較的多く採集されている。県内では他に北上市・岩手町の産地が知られている。成虫は年2回、5月と8月に出現する。日本特産種であり、近似種が朝鮮半島に産する。

Written by 斎藤修