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IBC岩手放送

 

IBC岩手放送|岩手百科事典

2020年05月30日(土)

闇市

やみいち

敗戦による混乱時代、極度の物資不足とインフレーションによって、統制違反の闇(やみ)物資が横行したが、家も職もない復員者・引揚者・戦災者などの中には、神社の境内や焼け跡にバラックを建てて住みつき、半ば公然とやみ物資を商う者も多かった。このような急造の市場を闇市とよび、盛岡をはじめ県内の主要都市には、例外なく見られ、闇行為だけでなく、しばしば凶悪犯罪の温床ともなり、一種の無法地帯を現出させた。闇市には戦時中の隠匿物資・統制品の横流れ・進駐軍物資などが、やはり復員者、引揚者などを主とした専門の闇商人によって運ばれ、公定価格の2〜3倍から数倍の高値で売られたが、米・タバコ・密造酒・衣料品などが主流で、金さえ出せばなんでも手に入るため庶民にとっては一種の必要悪とも考えられた。

Written by 大友幸男

岩手百科事典とは

「郷土のすべてを知りたい」という県民の思いにこたえ、岩手放送開局25周年事業として1978年に刊行。10年後の1988年に補訂し「新版岩手百科事典」を刊行した。岩手の自然・歴史・地理などあらゆる分野・領域で5千を超える項目を網羅、集大成。
WEBでの掲載項目は「新版」に準拠し、刊行当時の内容をそのまま採録しています。このため地名や解釈等で、現在と違う場合もあります。予めご了承の上、お楽しみください。

2020年05月29日(金)

山室機恵子

やまむろきえこ

1874〜1916 社会運動家。花巻市生まれ。旧姓佐藤。明治女学校高等文科卒。在学中、植村正久によって洗礼を受けキリスト者となる。女紅学校で教え、『女学雑誌』事務員、キリスト教婦人矯風会書記などを務め、のち救世軍司令官になった山室軍平と結婚。軍平とともに廃娼運動・婦人更生保護事業にてい身した。

Written by 関茂

2020年05月28日(木)

山根三右衛門

やまねさんうえもん

1892〜1971 漁業家。宮古市出身。三陸定置漁業の第一人者として活躍。35歳までは製炭業で成功し定置網に転進する。北海道幌泉漁場でマグロ7000尾水揚げの大記録を立てたのは有名。津軽石川のサケふ化場を発展させ、今日の盛漁をもたらした。

Written by 長尾宇迦

2020年05月27日(水)

山根三郎

やまねさぶろう

1871〜没年不詳 下閉伊郡鍬ケ崎町(現宮古市)出身。三陸沿岸の漁業が、沿岸漁業から沖合漁業へ発展する契機となった漁船動力化の先駆者。動力化の資金調達のため3〜4年がかりの奔走の末、1912年(明治45)6月、稲荷丸(全長16.6m、漁夫25人)に石油電気着火式動力を導入し飛躍的に水揚げを増すことに成功し、漁船動力化の幕明けとなった。本人のその後の動向は、資料が散逸してつかめず、北海道へ渡ったことは確かであるが、以後の消息については不明。

Written by 太田原弘

2020年05月26日(火)

ヤマタイミンガサ

ヤマタイミンガサ

キク科コウモリソウ属のやや大型多年草。県内の海岸地帯に多く、川井村小国や遠野市附馬牛でも知られ、北限は岩泉町峠ノ神山で、主として北上山地南半部に出現している。県外では宮城県・福島県から太平洋岸を四国まで分布する太平洋沿岸要素植物である。特徴は茎の葉が少なく、葉柄は茎を抱いてさやをなしている。葉は円形で掌状中裂し冠毛は汚れた白色である。

Written by 村井三郎

2020年05月25日(月)

矢巾町

やはばちょう

紫波郡。盛岡市の南約10kmに位置する農村。1955年(昭和30)徳田・煙山・不動の3村が合併して矢巾村となり、1966年町制施行。南昌山のふもとに広がる扇状地を岩崎川・大白沢川などが東流して北上川に注ぐ。昭和初期の鹿妻堰(ぜき)幹線水路完成後、県内有数の単位面積当たり収穫量を誇る。水稲のほかに果樹・畜産の振興と各種工場誘致が進み、駅付近と煙山・徳田の市街化区域は人口増が著しい。岩手流通センターは都南村から矢巾町に広がり、盛岡貨物ターミナルがある。徳丹城跡は国の史跡指定を受けて史跡公園なども造られた。煙山ダムや矢巾温泉を中心に各種施設が充実。南矢幅は体育館・中央公民館など公共施設が並ぶオフィスセンター。1988年(昭和63)には県立不来方高校が開校した。面積は67.78k㎡、 人口は1万5008人(昭和50) ・1万7465人(昭和55) ・1万8714人(昭和60)。

Written by 白沢富夫

2020年05月24日(日)

屋ノ棟岳

やのむねだけ

安代町と松尾村の境界にあり、大黒森と西森山の中間にある1397.4mの山。大黒森と屋ノ棟岳の南山ろくの標高900m付近は、東洋一の硫黄鉱山として知られた松尾鉱山跡。鉱山の1km北に御在所温泉や御在所湿原があり、現在は八幡平観光の基地。北山ろく一帯は、安代町の森林レクリエーション地域に予定されている。

Written by 佐々木義直