IBC岩手放送

 

IBC岩手放送|岩手百科事典

2017年02月21日(火)

相原友直

あいはらともなお

1703〜1782 仙台藩医。気仙郡高田(現陸前高田)の人。1720年(享保5)仙台の大島三設に医を、佐久間洞岩に儒学を学ぶ。1727年、京に入り後藤艮山・香川修庵に医を学ぶ。帰藩後、藩医にあげられる。晩年赤萩に移る。医業の傍ら遊歴を好み、旧跡を調査し、『平泉実記』・『平泉旧蹟誌』・『平泉雑記』・『気仙風土草』・『松島巡覧記』などの著述がある。

Written by 八巻一雄

岩手百科事典とは

「郷土のすべてを知りたい」という県民の思いにこたえ、岩手放送開局25周年事業として1978年に刊行。10年後の1988年に補訂し「新版岩手百科事典」を刊行した。岩手の自然・歴史・地理などあらゆる分野・領域で5千を超える項目を網羅、集大成。
WEBでの掲載項目は「新版」に準拠し、刊行当時の内容をそのまま採録しています。このため地名や解釈等で、現在と違う場合もあります。予めご了承の上、お楽しみください。

2017年02月20日(月)

三鬼隆

みきたかし

1892〜1952 日本製鉄社長。盛岡市で代議士三鬼鑑太郎の2男として生まれた。東大卒後田中鉱山に入社釜石鉱業所勤務、労働争議に取り組む。鉱山の統廃合などにより日鉄釜石製鉄所庶務部長などを経て、1945年(昭和20)八幡製鉄所長、翌年日鉄社長に就任。和の精神の財界人で、持って生まれた経営感覚で業績を挙げた。「もく星号事故」で遭難死去した。

Written by 馬場勝行

2017年02月19日(日)

朔風

さくふう

1914〜1920年(大正3〜9)刊行の文芸雑誌。『チューリップ』改題。全16冊。盛岡市朔風社発行。編集発行人は菊池知勇。詩歌中心。特に1周年記念号(1915年)は岩手芸術号として県内文壇史・楽壇史・美術史のほかこれまで活躍した県内の芸術家を総特集。作品・批評・名簿まで収録した。芸術小辞典の感がある。大正期前半、『朔風』の存在意義は大きい。

Written by 浦田敬三

2017年02月18日(土)

葛丸川

くずまるがわ

石鳥谷町の北西、青ノ木森の東南斜面に源を発し、町の中央を貫流して北上川に注ぐ17.2kmの川。大和朝時代に川の奥に関所があり、雫石方面から越えてくる蝦夷(えぞ)を監視したという。内陸平野部の河川としては珍しく自然河川で、渓流は急流や滝があり変化に富む。

Written by 高橋薫

2017年02月17日(金)

長坂

ながさか

東山町の旧村。砂鉄川に猿沢川が合流する地点に中心集落が展開する。平泉藤原三代全盛時代から、この地の支配者にはいくたの変遷があったが、特に、1884年(明治17)から1889年(明治22)の町村制施行まで、この長坂に4ヵ村連合(長坂・松川・田河津・猿沢)の戸長役場が置かれ、歴史的にも行政の中心地だった。

Written by 千葉武男

2017年02月16日(木)

ウバガイ

ウバガイ

ホツキガイともいう。バカガイ科の二枚貝。茨城県・富山県から北海道の外洋に面した水深10m以浅の砂底にすむ。県内では、年間約10tが生産されている。殻長10cm、産卵期は5〜7月、海底のプランクトン・有機物を食べる。漁法は、桁網(けたあみ)で海底を引く方法と、3本爪(つめ)のやすで海底を突いて漁獲する方法とがある。刺し身・吸い物・酢の物などに使われる。

Written by 土田健治

2017年02月15日(水)

龍谷寺

りゅうこくじ

盛岡市名須川町。虎岳山。曹洞宗。1062年(康平5)源義家が安倍一族を滅ぼしたとき、捕虜宗任のよろいを着替えた所と伝えられているから、草庵があったとみられる。しかし、慶応年間(1865〜1868)の火災で記録を焼失し、由緒はわからない。寛永年間(1624〜1644)盛岡の報恩寺6世善室梵積の開山である。境内に国の天然記念物モリオカシダレ桜(ざくら)がある。

Written by 中野正興