第477回番組審議会・議事概要

日 時: 平成15年5月20日(火) 午前11時
場 所: IBC放送会館 大会議室
委員の出席: 委員数 14名
出席委員数 7名
 出席委員の氏名
   委員長 石川 桂司
   委  員 熊谷志衣子・小苅米葉子・坂田 裕一
三浦 宏・山崎 文子・吉沢 正則
 欠席委員の氏名
  藤原 正紀・市川 喜紀・小松  務
高橋 和良・田口 圭一・真木 英男
元持 義信
会社側出席者: 菊池 昭雄 代表取締役社長
阿部 正樹 常務取締役
佐藤 敏行 常務取締役総務局長
川島 敬司 取締役業務局長
井上 隆志 取締役メディア技術局長
神田  勇 報道制作局長
事務局: 朽木 正文 番組審議会事務局長
議 題: テレビ『穂高よ 永遠なれ〜北穂高小屋物語〜』
ラジオ『秋山ちえ子の日曜談話室』


<委員の主な発言>

・「穂高よ 永遠なれ〜北穂高小屋物語」について
番組を見て「穂高に行ってみたい」と思いました。四季の美しい映像や遭難など山の厳しさも取り上げており、村井国夫さんのナレーションも落ち着いた感じでとてもいい番組でした。ただ、内容が盛りだくさんで、この時間の中に凝縮してしまうのはもったいなく、一つ一つをもっとじっくり見たいと感じました。
美しくて厳しくて、高所恐怖症の私は足の裏がチリチリとなるほど臨場感あふれるすごい映像でした。山に行かないのに、テレビで見ることができる幸せというものを感じた番組でした。
山は全くの素人ですが、素晴らしい映像を楽しませてもらいました。父親の戦争逃避、岸壁との対峙、山小屋を建てて山男の命を救うという生き様が柱だと思いますが、それに絡めて親と子それぞれの想い、片岡鶴太郎さんの絵、バイオリンと、感動的なシナリオで素晴らしい番組でした。ただ、逆にあまり欲張りすぎたのではないでしょうか。それぞれがいい要素なんですが、終わってみると、印象に残ったのはきれいな映像だけだったような気がします。
二代目が自分のやり方を模索しながら、一つ一つ何とかしようとしていることが伝わってきました。バイオリンコンサートを通して、小さな一歩だけど今後自分なりのものを創りあげて行くだろうと感じました。片岡鶴太郎さんの出演が必要だったのかは疑問ですが、いい番組だったと感心しました。
この番組はいろいろなテーマを含んでおり、さまざまな切り口でつくれるような気がしますが、私は父親と息子の物語としてとらえました。息子も父親が山小屋を建てた年齢と同じくらいになり、自分なりに父親とは違う一歩を踏み出したいともがき、いろんな場面で工夫しながらコンサートを成功させた。世代をつなぎ、楽しい素晴らしい番組でした。
ドキュメンタリー番組では民放、NHKを問わず今まで見た中では1番で、文句なく絶品だと思います。映像がきれいな上、取材に時間をかけている。時間をかけてじっくり仕込んだ番組は、このようにいいものになるのでしょうか。内容的にも構成も自然で優れた番組でした。

・「秋山ちえ子の日曜談話室」について
久しぶりに聴いたせいか、声の質も変ったのかと感じました。いい意味で影響力のある番組ですから、これからも期待したいと思います。
題材を全国から選び、話し方も穏やかですし、なるほどと思わせる番組です。特に18日の放送は盛岡特集とでもいえる30分で、感謝状を上げたいような気分でした。
この番組は、日本の常識という感じがします。日本の常識が健全で、このような番組がとても必要なんだと感じています。

・「その他」について
SARSが大きな問題となっており、盛岡市の観光協会にも対策をどうするのか取材が相次いでいます。感染ルートを特定し、遮断することは必要ですが、それと、観光客を受け入れる宿泊施設や立ち寄り施設との関わりが微妙ですので、IBCでもその辺の事情を汲み取った上で報道していただきたいと思います。
「ウォッチ!」で、白装束集団に一斉捜査が入ったことを伝えていました。その際、容疑は車の名義登録に不正があったということだが、それにしては微罪でありやり過ぎではないかとコメントしていました。これは見識のある説明だと思いました。

<局 側>
「穂高よ 永遠なれ」についてですが、父親は徴兵から逃れたい、死にたくないという一心で松本に来て、山が好きだといういうことで山小屋を建てたそうです。当時はいわゆる非国民になるので、あえて番組の中では強調しなかったということでした。この番組のために今回、4月下旬から11月下旬まで7ヵ月かけて取材しています。
SARSの放送に関して、TBSではガイドラインを各系列局に配布しています。当然のことながら不安を煽らない冷静な取材報道に徹することなど多岐にわたる内容となっています。

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