第475回番組審議会・議事概要

日 時: 平成15年3月25日(火) 午前11時
場 所: IBC放送会館 大会議室
委員の出席: 委員数 14名
出席委員数 9名
 出席委員の氏名
   委員長  石川 桂司
   副委員長  藤原 正紀
   委  員 市川 喜紀・熊谷志衣子・小苅米葉子
坂田 裕一・田口 圭一・山崎 文子
吉沢 正則
 欠席委員の氏名
  小松  務・高橋 和良・真木 英男
三浦  宏・元持 義信
会社側出席者: 菊池 昭雄 代表取締役社長
小西 隆昭 専務取締役
佐藤 敏行 常務取締役総務局長
川島 敬司 取締役業務局長
井上 隆志 取締役メディア技術局長
神田  勇 報道制作局長
熊谷 鉄郎 業務局次長兼編成業務部長
事務局: 朽木 正文 番組審議会事務局長
議 題: 『IBC岩手放送 放送基準の改正』
『イラク戦争報道』について


<委員の主な発言>

・「放送基準の改正」について
IBC岩手放送放送基準(3)を「個人情報の取り扱いには十分注意し、 プライバシーをおかすような取り扱いはしない」(下線部を追加)に改正することを諮問どおり答申。

・「イラク戦争報道」について
余りにも情報が多すぎて、チャンネルを回せば捕虜やケガをした人たちなどの画面が茶の間に飛び込んできます。こういう事態がなぜ起きているのかをメディアを含め、親がしっかり子どもたちに話して聞かせることが大事ではないかと、ここ数日感じながら見ています。
イラク問題については、開戦秒読み段階と言われる前からテレビなど報道機関から目を離すことができませんでした。今後もリアルタイムで、子どもたちにも分かるようにいろんな形で報道してほしいと思います。
各局が特別番組などでバグダッドの映像を映しているとき、画面の左隅にNHKは時計で、TBSは文字で現地時間を示していましたが、日本との時差がわかる画面でした。
何度も同じ場面を映すことは、湾岸戦争や9・11の同時多発テロの時と同じではないでしょうか。同じ映像を何回も放送する。そしてゲストが個人的な憶測で話すことを何度も流すことが、情報を繁雑にして混乱させていると思います。とにかく、早く終わらせる方向にマスコミが動いてほしいと心から思っています。
3月21日の特別番組「イラク攻撃 地上戦始まる」は、その日にあることを予想していたこともあるでしょうが、キャスター、コメンテーターを含めしっかりとした構成になっていると感じました。全体の流れとしても他局と比べ良かったと思います。 
ゲームや映画を見ているような感覚に襲われ、自分は部外者として外にいて戦争の行方を見ているという恐ろしい気分になることがあります。また、操作された報道、情報ではないかという疑いを持って見ざるを得ない。本当にリアルタイムで情報を流すことも必要ですが、報道機関はそれが単なる情報ではなく、社会の公共性なり我々が生きていく上で何をしなければならないのか、を示唆するようなもう一つの番組作りも必要ではないでしょうか。
「イラク攻撃 地上戦始まる」は、緒戦の状況を淡々と放送した番組でした。少なくとも、戦争が始まってからこの番組までの事実関係と思われることを正確に伝えることが番組の使命だとしたら、それにかなった報道の仕方をしていました。番組での取り上げ方は、まさに正道を行く方法ではないかという感想を持ちました。
最初は断片的な情報ばかりでしたが、「イラク攻撃 地上戦始まる」で整理した形で放送され、大変良かったと思います。長時間でしたが関心を持って最後まで見ましたし、初期段階でタイムリーに全体を整理してまとめられたと好感を持ちました。
JNNは全体的に落ち着いた情報提供をしていて良かったのではないか。特に3月23日の「サンデーモーニング」は、他局の番組と比べよくまとまっていました。岸井さんのコメントは、他局のコメンテーターに比べ出色です。ただ、戦争がリアルタイムで茶の間に入ってくるということで、悲惨さをどのように考えればいいのか。あとで社側からお話をいただきたい。

・その他について
「おはよう!グッデイ」で7時半過ぎと終了直前に天気予報がありますが、どちらも盛岡が出ていません。テロップでもいいから気温などを出せないものでしょうか。
「ニュースエコー」で“浮沈の方程式”のシリーズは、県内の選挙について各政党ごとに4日連続で報道していましたが、基本的には政党をくくりとした選挙は少しずつなくなっている。このような流れに対して、政党で区切ったことが分かりにくくしたのかなという感じがしました。
「ラジオ文庫」は聴きごたえのある番組でした。しゃべりが少し速いところがありますが、アナウンサー2人のナレーションは素晴らしいと思いました。

<局 側>
戦争の悲惨さと報道の問題ですが、今回のイラク戦争の報道に当たって、TBSでは一定の規準を設けています。戦争という悲惨な出来事を報道するのですから、興味本位とか誤解を招かないよう十分に注意する、衝撃的、悲惨な映像を特別の理由なく繰り返してはならないなどです。戦争報道に関しては、こうした一定のラインをつくり中立公正に物事を見ていると思います。
「おはよう!グッデイ」の天気予報のご指摘ですが、今後、何らかの形で出せるよう検討していきたいと考えています。
「ニュースエコー」では“浮沈の方程式”として政党にスポットを当てて放送しました。流れとしては、政党色が失われつつあることは確かですが、政党で動いている部分もあるのでシリーズとして取り上げました。
テレビ・ラジオの4月改編について説明

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