第472回番組審議会・議事概要

日 時: 平成14年12月19日(木) 午前11時
場 所: IBC放送会館 大会議室
委員の出席: 委員数 14名
出席委員数 10名
 出席委員の氏名
   委員長  石川 桂司
   副委員長  藤原 正紀
   委  員  熊谷志衣子・小松 務・坂田 裕一
 田口 圭一・真木 英男・三浦 宏
 山崎 文子・吉沢 正則
 欠席委員の氏名
   市川 喜紀・小苅米葉子・高橋 和良
 元持 義信
会社側出席者: 菊池 昭雄 代表取締役社長
小西 隆昭 専務取締役
阿部 正樹 常務取締役
佐藤 敏行 常務取締役総務局長
川島 敬司 取締役業務局長
井上 隆志 取締役メディア技術局長
神田  勇 報道制作局長
事務局: 朽木 正文 番組審議会事務局長
議 題: テレビ 東北新幹線盛岡〜八戸開業特別番組
     『出発!はやて夢のせて』


<委員の主な発言>

・テレビ「出発!はやて夢のせて」について
IBCと他局の番組を比較しながら見ました。他局はどちらかといえば報道番組的な作りで、IBCは娯楽番組的な構成でした。夕方の「報道特集」では新幹線の光と影として、残されて在来線「いわて銀河鉄道」の現状や今後のあり方などを紹介しており、午前中の「出発!はやて夢のせて」と「報道特集」をセットで見ると全体像を映し出している感じがしました。
ニュースや「報道特集」を含め全体で見ればいいのかもしれませんが、特番だけで見ると物足りなさを感じました。お祝い事だからお祭りはいいが、タレントを使ったドタバタ的な構成だったと思います。上空からの映像、セレモニーや各駅の喜びの表情をきちんと見せる、歴史的経過を振り返るとか在来線の問題などを期待して見たら、少し違っていたというのが素直な感想です。
何か肝心なところが見えない、お祭り騒ぎ的な番組だったと思います。二戸駅も大変な賑いで、新幹線のために土地を手放した人たちもたくさん駅に来て涙ぐんでいた。新幹線開業に寄せる地元の感動、思いなどをもっと突っ込んで欲しかった。駅弁はどうでもよかったと思います。
東京駅で「盛岡行き」の文字が消え、「盛岡」のアナウンスが少なくなりました。八戸開通のお祝い番組の中で、盛岡駅というのが余りに貧弱で、寂しく映っていました。
共同制作ということを割り引いても、ちょっと垢抜けない感じが番組全体から受けました。タレント、取り上げ方、構成などの問題もあると思いますが、あれだけ番組の流れが中断すると残念な気がします。お祭りムードはお祭りムードでいいですが、作り方にもっと工夫があってもいい。時間的余裕がなかったのかもしれないが、その辺の打合せがうまくいっていなかたのではないでしょうか。
岩手県北にとっても、今後の地域起こしにつなげていくためには相当の智恵を出し合うとか、いろんな協力も多方面にわたって集めていかないとなかなか大変ではないかというイメージがあるものですから、その前提で番組を見ました。しかし、どこの誰に何をアピールしたいのか分かりませんでした。映像の中で感動的だったのは中津川のサケの遡上で、何かの機会に中央に向け発信して欲しいと思います。
この番組自体は、おめでたい時のおめでたい番組なので賑やかでいいのだろうと思って見ましたが、最初に流れた歓喜の歌が長すぎて耳障りの印象があります。盛岡〜八戸の近さは、新幹線が過ぎていく中で実感できたと思います。
見た後の充実感がありませんでした。特に、列車=弁当というのは古い発想だと思います。それぞれの観光地の紹介も一般的過ぎる感じでした。盛岡から八戸までの間でにある観光地も、行ってみたいと思うような特徴のあるものをもっと紹介できたら良かったと思います。
新幹線によってこっちが便利になり東京の方に行けるという意識が強く、あちらから来てもらいたいというアピールに欠け、バランスが悪かったのではないか。総じて、メインデッシュが隠れてしまい、小皿の料理がたくさん並んだ番組だったような気がします。
なぜあの時間帯に生放送、リアルタイムで作らなければならなかったのか。新幹線のもつ特徴、速さ、利便性と同時にもっと事前に取材した映像を使うなどしてオーソドックスな作り方のほうが良かったのではないでしょうか。

・「今年の放送を振り返って」
正月のドラマ「壬生義士伝」が良かったというのが一番の思いです。また、今年はサッカーのワールドカップと北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の問題が放送の上でも大きな出来事でした。ワールドカップでのあの一体感にテレビの力を改めて認識しましたし、北朝鮮の問題は報道の立場を改めて考えさせられました。
私もワールドカップと北朝鮮の拉致問題、帰国問題が印象に残っています。拉致被害者に対する報道も、この頃は無理やりプライバシーの部分に突っ込んだり、インタビューすることもなく、温かく見守っていると思います。
「はなまるマーケット」が中身も充実してとてもいい番組になっていると思います。来年に向けますます充実させ、長く続けていただきたい。
最近感じるのは、机に座っている記者からの取材が多いことです。人と会って取材する側、受ける側という関係を作っていかないと、どんどん空虚な報道になってしまうのではないかと思います。

<局 側>
「出発!はやて夢のせて」はIBC岩手放送と青森テレビの共同制作で、生でリアルタイムで放送することを基本コンセプトに、エンターテイメント性を強めて開業の喜びを伝える構成としました。ですから、報道色は薄らいだかもしれません。
番組の打合せですが、営業・編成的には7月から始め、10月に入ってディレクター、技術スタッフの打合せも行ない、ゲストなどとは電話やメールで随時やっておりました。
電話取材の件ですが、確認の意味で電話することはありますし、電話で事が足りるケースもないわけではありません。しかし、真実を伝えることが報道の姿勢ですから極力電話に頼らないで取材するようにしています。
年末年始の番組編成について説明

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