第467回番組審議会・議事概要

日 時: 平成14年6月25日(火) 午前11時
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: 『最近の報道番組』について
委員の出席: 委員数 14名
出席委員数 7名
 出席委員の氏名
   委員長  石川 桂司
   副委員長  藤原 正紀
   委  員  熊谷志衣子・小苅米葉子・高橋 和良
 田口 圭一・山崎 文子
 欠席委員の氏名
   市川 喜紀・小松 務・坂田 裕一
 真木 英男・三浦 宏・元持 義信
 吉沢 正則
会社側出席者: 菊池 昭雄(代表取締役社長)
小西 隆昭(専務取締役)
佐藤 敏行(常務取締役総務局長)
川島 敬司(業務局長)
井上 隆志(メディア技術局長)
神田   勇(報道制作局長)
事務局: 朽木 正文(番組審議会事務局長)


<委員の主な発言>

・『最近の報道番組』について
サッカー・ワールドカップの熱狂ぶりの中に私も入っていますが、この1ヵ月間、報道にとってトップニュースの持つ意味と云うことを考えさせられたことはありません。本来国民が身近に考えなければならない問題があるのに、ニュース番組もほとんどがワールドカップをトップに持ってくる。
 関心は高いけれども、これほど徹底していいのかと感じています。
いま、ワールドカップ一色で普通の報道番組は後に追いやられている形になっていますが、それだけニュースにとっても大変な出来事だろうと思って見ています。特に、「ニュース23」は他局とどのような形で競うのか注目していましたが、安定感がありバランスよくまとまっていると感じました。
ワールドカップを通して、韓国をこんなに身近に感じたことはなかったのではないか。政治のある種の無力さとスポーツのすごさ、その極端な落差を感じました。
報道とは身近にあるものを伝えていく仕事ではないかと思っています。例えば、国立大学の附属病院ではこれまで長期入院できましたが、来年4月からは14日以上入院できなくなる。こうした医療や地方経済、生活というところに報道の本質があると考えると、今の報道番組に大事なのは身近な生活に迫った現実と、夢ではないかと感じています。
報道=ニュースという感覚がありますが、この頃NHKと民放のニュースの違い、特徴が出てきていると思います。特に、民放はワイドショー的な部分も増えてきているのではないでしょうか。
「報道」という時、情報はそのまま流してほしいと思います。一つの事に対し情報が多すぎ、子どもたちに夢のない情報ばかりが伝えられることを考えるなら、キャスターなどの視点の入らない情報についてみんなで話し合うぐらいの方がいいと思います。
「ニュースエコー」の視聴率が低迷しています。ニュース内容にそんなに差があるわけではないのに、その違いは何なのでしょうか
ラジオの夕方5時台の「ニュースゾーン」は、務め帰りの人たちが車で聴くのが多いようですが、15分くらいのサイクルで詳しくやっておりいい編成だと思います。
ラジオの夕方5時台ですが、ローカルを含めてダイジェスト的に1日の出来事がわかり、ラジオで報道番組が健闘している時間帯だと思います。

・その他の番組について
日曜日の「世界ウルルン滞在記」と「情熱大陸」ですが、先日続けて見たら、日本の若者が世界に飛び出して行き、そこでどのような対応をしてどのように感じて帰ってくるか。そのような内容でしたが、日本人は若くても“人がいい”人種なんだと思いました。同じ日に続くのはもったいない感じがしますので、離した方がそれぞれが独立した面白いものになるのではないかと思います。

<局 側>
最近のニュースはワイドショー化しているのではないかとのご指摘ですが、民放の場合、キャスターの持ち味を出したニュース番組の構成を考えている部分と、常に視聴率の問題を抱えていますから、若干ワイドショー的な状況になりつつあるという事だと思います。
「ニュースエコー」の視聴率アップは、我が社の最重要課題の一つと捉えています。視聴率の問題は、編成に関わる部分と内容上の問題があると考えています。扱っているニュースは、他局もほとんど変わりませんが放送する順番やトップニュースの意味、映像の問題など現在検討しているところです。
「ウルルン滞在記」と「情熱大陸」に関してはTBSの編成であり、このような意見が番組審議会で出たことをTBSに伝えておきます。

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