第466回番組審議会・議事概要

日 時: 平成14年5月21日(火) 午前11時
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: いわて大陸『発車オーライ!男性バスガイド出発進行』について
出席委員: 10名
石川 桂司委員長 藤原 正紀委員
熊谷 志衣子委員長 小苅米 葉子委員
小松  務委員 坂田 裕一委員
田口 圭一委員 三浦  宏委員
山崎 文子委員   吉沢 正則委員
会社側出席者: 菊池 昭雄(代表取締役社長)
阿部 正樹(常務取締役総務局長)
小西 隆昭(常務取締役報道局長 )
川島 敬司(業務局長)
井上 隆志(メディア技術局長)
朽木 正文(番組審議会事務局長)

冒頭、菊池社長から「個人情報保護法案」など「メディア規制3法案」に関し、県内マスコミ6社が5月11日に自由民主党岩手県支部連合会 の鈴木俊一会長に反対の申し入れを行なったことが報告されました。

<委員の主な発言>

・いわて大陸『発車オーライ!男性バスガイド出発進行』について
大変いい番組だったと思います。ロマン、夢、希望などが希薄で就職もしなければ進学もしないで家でゴロゴロしている若者が多いと聞きますが、バスガイドとして登場した藤原君は意欲を持ってチャレンジしている。一生懸命やっている姿に清々しさを感じました。
法律でも男女で職業を区別してはいけない時代です。バスガイド=女性という概念を変え、若い人が自ら希望してそのような職業に就いたところに希望が持てる、元気が出ると感じた番組構成でした。家族もこのガイドさんのバスに乗りたいと話していました。
男性の仕事と言われたところに、いま女性がどんどん入っています。逆に、今まで女性の職場と思っていたところに男性が進出していく。男性バスガイドの姿は、若い人たちが職業を選んでいく際のいいポイント、アドバイスになったのではないでしょうか。
番組の中でも、お客さんの反応は好意的でした。彼は特別ではなく、バスガイドもこれから客層の変化、社会のニーズに合った職業として男女の区別なく進んでいくのではないかと感じました。
ニュースで知った時から、彼がどのように変わっていくのか関心を持っていたので楽しく番組を見ました。母親もバスガイドだったという事なので番組の中でお母さんの気持ち入れば良かったと思います。1年後、2年後にどうなっているのか何かの形で取り上げてください。
彼が今後、おばさんの「アイドル」になるのか、三味線のような特技を磨いていくのか、それとも歴史・教養を勉強して解説のスペシャリストとして成長していくのか、行く末に興味を持たされたという意味でも面白い番組だったと思います。
番組を通じて何を言わんとしたのかという視点で見ますと、何がポイントだったのでしょうか。優しい元気づけられる番組としては作られているが、例えば生涯バスガイドを続けられるのかなど問題点に蓋をしてしまったような気がします。
「いわて大陸」は時々見ていますが、今までの中でもいい仕上がりで運転手が女性、ガイドが男性という組み合わせも面白いと思いました。しかりした若者ですが、彼を支えているのは高校時代にサッカー部のキャプテンであったこと。スポーツに打ち込み、そこで培われたバイタリティ、チャレンジ精神があったように感じますが、番組ではその点を掘り下げればもっと良かったと思います。

・その他の番組についてについて
番組審議会でもその都度話題となりましたが、テレビの大食いコンテストのようなものをまねて喉につまらせたとか、「筋肉番付」でケガ人が出たこともあります。石坂浩二の健康問題で「水戸黄門」の行く末も心配です。なにか情報があったら教えてください。
盛岡市内へ大型店が進出する問題で、商店は戦々恐々です。消費者の意見、商店街はこれからどうしたらよいかなど、「ニュースエコー」でもいろんな切り口で取り上げていただければと思います。
報道番組で気になるのが映像とコメント、解説がかみ合っていないことです。例の瀋陽事件でも領事館に駆け込み、連れ戻される映像が何度も出てきますがコメントとチグハグです。報道で流れる映像の意味をもっと大事にすべきではないでしょうか。

・「メディア規制3法案」について
民放連が一致団結、一点の異議もなく反対というのが、一般視聴者としては何かしら不自然な感じを受けます。各局がこのような見識を持ち、このように申し入れるというところがコメントとして何かあれば分かりやすいと思います。
他局の番組審議会のようすなど情報があった説明してください。

<局 側>
「いわて大陸」に関する部分でお答えします。この男性バスガイドをフォローアップした番組の件ですが、ディレクターも1年後にもう1度取り上げたいと話しています。また、問題点に蓋をしたのではないかとの指摘ですが、今回の番組は男性が女性の職場に進出したことのもの珍しさ、挑戦した姿を取材したものです。
「筋肉番付」の収録では3人が重軽傷を負い、TBSではその後2回放送を中止しました。TBSとしては事故調査チームを作り、今後この番組を再開するかどうかについて検討するとともに、全番組を対象に安全対策の点検を進めるということです。
愛知県の中学生がパンの早食い競争で亡くなった事件がありました。テレビ東京のBSジャパンで放送する「早食い選手権」を真似てのことだったようですが、テレビ東京では5月19日放送予定の番組を中止したという説明でした。TBSでも正月に「フードバトル」を放送しており、今後を含めて今検討している段階です。
大型店問題に関しては、報道としてもあらゆる角度から取材を進めおり、タイミングを見て取り上げていきたいと考えています。
「メディア規制3法案」に対する各番組審議会の動向ですが、IBC番組審議会のように反対声明やアピールを出したところが28社、声明やアピールとはならないものの番組審議会で論議した社も28あり今後まだ続くと思います。

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