第464回番組審議会・議事概要

日 時: 平成14年3月26日(火) 午前11時
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: テレビ『にっぽん・ふるさと列車の旅』
ラジオ『リクエストマンデー』
出席委員: 7名
石川 桂司委員長 熊谷 志衣子委員
小松  務委員 坂田 裕一委員
高橋 和良委員 山崎 文子委員
吉沢 正則委員    
会社側出席者: 菊池 昭雄(代表取締役社長)
阿部 正樹(常務取締役総務局長)
小西 隆昭(常務取締役報道局長 )
川島 敬司(業務局長)
井上 隆志(メディア技術局長)
熊谷 鉄郎(業務局次長兼編成業務部長)
朽木 正文(番組審議会事務局長)

<委員の主な発言>

・テレビ「にっぽん・ふるさと列車の旅」について
大自然がつくった文化や生きるための智恵など、日本各地にあるふるさとや暮らしの素晴らしさが伝わる番組でした。富山県の合掌づくりの町で、学校ぐるみで「越中こきりこ踊り」を残そうという取り組みが紹介されましたが、形だけでなくそこに生きる、流れる心を伝えていきたいという言葉が心に残りました。
日本はどこへ行っても、同じ感性で豊饒の神に感謝する神楽という民俗芸能がある不思議さ、そしてまだまだ美しい自然が残っていることを実感しました。反面、過疎という時代がこのふるさとをどのように変えていくのか。いま住んでいる人たちは、本当に自然と共存しながら恩恵を受けているのだろうか、と思いました。
番組全体の中で、いろいろな対比がありました。釜石線の眼鏡橋が出ると四国を渡る瀬戸大橋、高千穂鉄橋。伝説でも桃太郎があれば遠野物語が出るといったように、番組の細かい構成に感心しました。岩手の中でも、そのような対比で一つの番組を見てみたいという欲求が出ました。
番組全体を通して自然と伝統文化、伝統芸能、それに関わる人たちを取り上げ、それが1つの流れになっていました。他の局では伝統芸能を受け継ぐ若い人たちが全面に出ていましたが、岩手でも鹿踊りをもっと掘り下げたほうが全体のテーマに合い、内容もよかったのではないでしょうか。
ふるさとの風景を楽しんで見ることが出来ました。特に印象の残ったのは高千穂鉄道で、神秘的な自然、渓谷美などが撮影した季節、天候、時間などがこれ以上ないくらいの美しい映像でした。
見る人に何が一番訴えかけるかというと、その地域が持っている文化ではないかと思います。それをきちんと捉えているかどうかが、番組の作り方として問われるというのが印象です。今回の番組では、テーマをもう少し絞ってもよかったのではないでしょうか。
映像はたいへんきれいでした。ただ、宮沢賢治の取り上げ方が雑然としており、鹿踊りに絞ったほうがいいと感じました。鹿踊りの始まりなどがイメージできるような映像がほしいと思いました。ナレーションもよく、映像として最も印象に残ったのは、富山の合掌づくりの雪景色、紅葉の美しさでした。

・ラジオ「リクエストマンデー」について
リスナーは中年層が多いようで、懐かしい歌が多く楽しめる番組でした。その時々の出来事やベストセラーなども紹介し、思い出を絡めたリクエスト番組でよい構成でした。

・その他の番組について
最近黄砂が多いようですが、洗濯物などを干すためにも黄砂情報もあったらよいの ではないでしょうか。

<局 側>
テレビ「にっぽん・ふるさと列車の旅」は、JNN28局からローカル線の旅というテーマで企画を出し合い、IBCなど4局が選ばれ制作したものです。今回の番組はハイビジョンで制作し、沿線で暮らす人々を中心に、大自然のきれいな映像がコンセプトになっていました。内容についていろいろご指摘をいただきましたが、確かにIBCは伝統芸能の部分の掘り下げが薄いという印象でした。
黄砂情報に関してですが、1度「ニュースエコー」の神山気象予報士の天気コーナーでまとめて放送しました。継続的にやるかどうかについては、少し研究させてください。
テレビ、ラジオの4月改編についての説明。 

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