第463回番組審議会・議事概要

日 時: 平成14年2月27日(水) 午前11時
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: テレビ『奥羽の自然満喫〜北上線〜』
ラジオ『新日鉄コンサート 横山幸雄ピアノリサイタル』
出席委員: 8名
石川 桂司委員長 藤原 正紀副委員長
熊谷 志衣子委員 坂田 裕一委員
田口 圭一委員 真木 英男委員
三浦  宏委員 吉沢 正則委員
会社側出席者: 菊池 昭雄(代表取締役社長)
阿部 正樹(常務取締役総務局長)
小西 隆昭(常務取締役報道局長)
川島 敬司(業務局長)
井上 隆志(メディア技術局長)
熊谷 鉄郎(業務局次長兼編成業務部長)
朽木 正文(番組審議会事務局長)

<委員の主な発言>

・テレビ「奥羽の自然満喫〜北上線〜」について
プロローグの映像が印象的で、それぞれの展開のリード役にもなっており効果的でした。季節が秋と冬だったのは、放送時間の関係などで絞らざるを得なかったのでしょうか。できれば四季を通してじっくり見たいと思いました。
映像がとても綺麗でした。特に出だしのカタクリの花や、ラストの煙るような雪景色の中を列車が消えていくシーンは印象的でした。ただ、劇団のこと、山の案内人など30分の中に入れ過ぎた気がしました。温泉や湯田の景色だけに集中してまとめた方が効果的だったのではないでしょうか。
映像は、IBCの伝統的なカメラワークの美しさが随所に見られました。ただ、作り手として奥羽の自然、北上線をこのように紹介するのだという一本筋の通ったコンセプトが感じられませんでした。余分なものを入れ過ぎたのではないかという気がしました。
お年寄りと障害者の劇団の事ですが、マッチングは別として、岩手と秋田にまたがる市町村が合同でやっている取り組み自体は素晴らしいことです。番組全体に流れているのどかな雰囲気とナレーションもよく合っていました。ただ企画が持ち上がった時期等によるのでしょうが、季節が片寄っていたのが残念でした。
気になった点をいいますと、沿線紹介番組の場合は大抵、順番に駅をなぞるか、今回のように秋から冬にかけてという季節、時間軸でいくかのどちらかでしょうが、それがやや錯綜していてわかりずらい感じがしました。
全体を通して、映像の美しさと構成力とのアンバランスを感じました。エンディングで構成、演出、ナレーターなどの名前が入っていませんでした。制作スタッフの励みにもなるよう紹介してもいいのではないかと思います。
番組のタイトルからして雪、温泉、味、自然などに絞ったほうがよく、ひと味不足した感じがしました。映像の仕込み不足で、初秋から初冬となるとあのようになるのでしょうが、あまりにも短期間で取材したのではないでしょうか。
デジタル化を迎えるこれからの時代、番組制作でも文字情報が非常に大事になってくると思います。しかし、スーパーが短くて読み取れないなど文字情報への意識がすこし足りないのではないか。変化の時代に対応するためにも文字情報を大切にしてほしいと思います。

・ラジオ「新日鉄コンサート」について
最初はAMでクラシックを聴いてもどうなのかという思いでしたが、録音状態が良かったのか、知らない間にAMの音が良くなっているのか、FMでなくても意外にきちんと聴こえると感じました。

・その他の番組について
日韓共同制作ドラマ「フレンズ」は、韓国の俳優ウォンビンの爽やかさに惹かれながらいいドラマだったと思います。韓国は儒教の模範的な国で、そこの倫理観の強さみたいなものも伝わってきました。
「フレンズ」は日韓共同制作というところに興味をひかれて見ましたが、お互いにもっとよく知るためにも意義があったと思います。韓国ではこのようなドラマがどのように受けとめられたのか、反応などがわかれば教えてください。
オリンピックは今回、JNNニュース番組の中のスポーツをできるだけ見るようにしました。他局では取り上げないようなところを上手に編集してオリンピックを報道している姿勢に感心しました。
岩手県の新年度予算案が発表されたとき、「ニュースエコー」では「増田家の家計」という形で取り上げていました。身近な感じでまとめており、分かりやすく良い企画でした。

<局 側>
テレビの番組は東北の民放6社の共同制作で、今回は各局ともローカル線の風景、温泉、そこで働く人たちをテーマにしました。テーマの最終的な決定が遅れたことから、IBC制作分の取材も10月から1月までとなりました。またテーマが3つあったことから、働く人たちの部分で劇団を取材しました。
番組の最後にスタッフのスーパーがなかったとのご指摘ですが、この番組は放送番組センターに納入することになっており、入れないよう要請があったということです。
「フレンズ」は岩手でも東京でも視聴率が14%〜15%とまずまず好評でした。韓国では前編が18%、後編が19%と視聴率的には韓国での反応のほうが良かったようです。
視聴率調査についての説明。 

戻る