第461回番組審議会・議事概要

日 時: 平成13年12月18日(火) 午前11時
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: 「今年の放送を振り返って」
出席委員: 9名
石川 桂司委員長 藤原 正紀副委員長
市川 喜紀委員 熊谷 志衣子委員
小苅米 葉子委員 小松  務委員
田口 圭一委員 山崎 文子委員
吉沢 正則委員、
会社側出席者: 菊池 昭雄(代表取締役社長)
阿部 正樹(常務取締役総務局長)
小西 隆昭(常務取締役)
川島 敬司(業務局長)
今村 新次(報道局長)
井上 隆志(メディア技術局長)
朽木 正文(番組審議会事務局長)

<委員の主な発言>

今年の放送を振り返って
・テレビについて
今年は後半とんでもない事が連続して起こり、その場面場面に釘付けになって1年 が終わった気がします。嫌なニュースばかりで1年が終わるのかと思っていた時、皇太子ご夫妻にお子様誕生と、心温まる話題が飛び込んで来てホッとしました。
今年を振り返ってみて、テレビが世の中に与えている影響が本当にはっきりした1年だったと思います。小泉内閣にしても田中真紀子大臣にしても、テレビが追いかけ回してというか、テレビが作っているような印象を受けました。同時多発テロも現実とは思えない光景が即、茶の間に入ってくる状況で、これからはテレビを見る側が自分で見るものを選択して、それを自分の中でよく理解していかなければならない時代になってくると思います。
今年はテレビ、映像というものが政治、経済を始め生活者の喜びや不安までも、瞬時に世界中を巻き込むということを強く感じさせる1年だった気がします。
同時多発テロ、狂牛病、外務省問題などいろいろあり、ニュース、報道中心の1年だったと思います。ただ、テロに続くアフガン問題が主役の座を占めている中で、その他の問題が飛んでしまい、世論を形成していく上でマスコミが果たすべき役割がおろそかになったのではないかと感じています。
IBCの番組では「いわて大陸」が岩手の自然、特に入山規制が緩和された岩手山や人、食、文化、スポーツ等の幅広くとりあげており、地域の足元から地球に発信するというコンセプトに沿ったいい番組に仕上がっていると思います。
「ニュースエコー」は落ち着きが出てきたというか、持ち味やカラーが少しほかと違うのが出て来た年ではないかと感じます。特に、特集もので「痛み」「雇用」などその時の視聴者の関心にフィットし、半歩先ぐらいの部分で報道していた事は高く評価したいと思います。
今年を振り返った「ニュースエコー」の@岩手スペシャルが良かったと思います。交通事故で子どもを亡くした二戸の親たちが、飲酒運転の厳罰を求め刑法改正まで持って行った事や、狂牛病問題で岩手の畜産農家がどう考えているのかなど、見ごたえのある内容でした。
今年1年となると、TBS系列の視聴率が高くなったとあちこちで言われており、明るい話題だったと思います。

・ラジオについて
ラジオは、何かをしながら情報を得る手段としては優れたものです。IBCラジオも車に乗るとき聴いていますが、適時適切な情報を提供するというラジオ本来の持っている力をフルに発揮し、来年は印象に残るようなラジオであって欲しいと感じています。
何人かの女性に聞いたんですが、昔はテレビが大好きだったがいまは本を読んだり、ラジオを聴いたりすることが多くなったという人が結構いました。テレビよりラジオの情報のほうが面白いし、役立つという声も随分聞かれました
隠れていながらピカッと光るものってあると思ったのが、IBCラジオの「中学生力だめし」です。大人が聴いても楽しめる番組ではないかと思います。

・今後の番組制作について
いま国益とは何なのか、地域を愛するとは何なのか、我が仕事を、我が国をどうしたら良いのか、真剣に考えなければならない時に来ているような気がしてなりません。映像を通して深く掘り下げ、問い直す番組を作っていただきたい。
番組として、高校生や大学生、20代、30代など幅広い年齢層の生の声をもっと聞ける場が必要ではないでしょうか。例えば、知事や市長に聞く場合でもアナウンサーだけでなく、もっといろんな方が質問できたらいいのにと思います。
2002年もIBCの自主番組を年間を通して制作するわけですが、こういう考え方をテーマにしていきたいというものがあれば紹介してください。それに基いて番組を見られるという予備知識も持てますので。

<局 側>
今年1年、番組に対する様々なご意見を頂戴し、私どももどれだけ役に立ったか計りしれません。皆さんのご指摘を受けながら、社内でも話し合いをして番組を、ニュースを良くしようと努力して来ました。まだ十分な成果が上がっているとはいえませんが、引き続き皆さんの厳しいご批評をお願いいたします。
映像の持つ影響力については、皆さんのご意見と同じ感想を持っています。それだけに映像の上にあぐらをかいてしまうのは危険な事であり、常に注意して取材にあたり、放送するよう心がけています。
各年代の声を番組に反映という事ですが、かつて私どもも教育番組や県政番組でそのような試みもしていました。今後は、機会を見ながらテーマ毎にそういう試みを続けていきたいと思っています。
2002年に向けた自主制作番組のテーマについては、制作、編成を中心に検討を進めています。IBCは来年プレ開局50周年であり、再来年は開局50周年に当るものですから、それに合わせてテーマを決め取り組もうと検討中です。  

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