第457回番組審議会・議事概要

日 時: 平成13年7月24日(金) 午前11時〜12時30分
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: テレビ いわて大陸「酒は涙か溜息か〜掬太郎 望郷歌」
ラジオ 「水越かおるのすっぴん土曜日」
出席委員: 11名
石川 桂司委員長   藤原 正紀副委員長
市川 喜紀委員   熊谷 志衣子委員
小松  務委員   坂田 裕一委員
高橋 和良委員   田口 圭一委員
三浦  宏委員   山崎 文子委員
吉沢 正則委員      
IBC出席者: 菊池社長、阿部常務、小西常務、
川島業務局長、今村報道局長、
井上メディア技術局長、中林番審事務局長


<委員の主な発言>

テレビ いわて大陸「酒は涙か溜息か〜掬太郎望郷歌」
 高橋掬太郎さんに、こんなにも有名なヒット曲があったんだなと改めて認識を深めたし、県内で紹介されたことのない、岩手ゆかりの人ということで随分県民の関心を高めたと思います。
 大変いい番組でした。沼宮内とこんなに縁があるのにもっと宝にできないかと思います。特に、掬太郎の息子さんの「自分たちは直接縁がなくても、父が育ったわけでなくても、沼宮内の川でも山でも懐かしいことが私にはわかります」という言葉が印象的でした。
 「いわて大陸」が埋もれた人を発掘し、その存在を教えてくれました。疑問に思った点は、男として父親があんなに恋しいものか?理屈で割り切れないものでしょうが、何故か?という思いが残りました。それと沼宮内の今の商店街を映していたが、父親の生まれ育った「沼宮内」という思いで映したのであれば、当時の写真、駅、川、田んぼでいいと思う。
 高橋掬太郎さんを知らなくて、今回大変勉強になりました。啄木、賢治など、素材となる岩手の人物が多くいる中、初めて出てきた印象で実に新鮮でした。生まれた根室、育った函館、父の風景である沼宮内と、3つのふるさとに通低しているものは一体何か、がもう少し欲しかった。30分の枠では無理があると思うので、後半の番組をぜひ作っていただきたい。
 とてもいい番組でした。ナレーションの村松さんも聞きやすく、大塚さんもいい語り口でした。ただ、人物を顕彰する場合、関係者、子供さんが必ず出てきて思い出話や、こういう人だったと話すのは決まった撮り方だと思います。もう少し工夫があるのでは、という印象が残りました。
 30分の枠は深く掘り下げる部分で物足りなさが出てくる。光の部分でサラッとまとめてしまわず、影の部分、辛かった部分を掘り下げ光を当てると、30分でも感動する場面が撮れると思います。
 「いわて大陸」が岩手の人やモノなど、岩手につながりある方々を紹介する番組であるとすれば、今回の高橋掬太郎さんの番組は素晴らしい出来上がりだと思います。自分の知らないことを改めて教えられました。
 歌もいいところで挿入され、いい構成でした。父親がどういう経緯で根室に住んだか不明で、母親のことも余り出て来なかったので掬太郎は岩手とのつながりがそう強くないと思えたが、長男の話、その他を加味し、苦労しながらもうまく番組づくりをしていると感じた。
 若い人たちにも岩手のことを知ってほしかったら何か面白い仕掛けが1つあってもいいと感じました。今回の番組で私や会社の社員も含め、「岩手にこういう人がいることを知って欲しい」という思いが心に涌いたことはすごく良かったと思います。
 掬太郎はお父さんを通じて沼宮内を意識しているのではなく、函館の新聞で芸者とのゴシップ記事がありましたが、自分を石川啄木に重ね合わせて、心象風景として岩手に関心を持っているということの方が正解ではないかと見ました。
 「いわて大陸」のシリーズとしては目的を果たしていると思います。村松さん、大塚さんのナレーションもいいし、カメラワークも非常によくてきれいでした。その時代の録音を大事にし、その効果がそれぞれのプロットで生きている。ただ、タイトルからエンドまでのの音楽が全部同じような音調なので、今風のものも使ったほうがコントラストが良かったのではないか。また、30分より1時間番組にして曲の出た背景とか、詩のもつ意味とかを深めたほうがより感動が生まれると思います。

ラジオ「水越かおるのすっぴん土曜日」について
 間、間に他局制作の番組が入り、時々、水越さんが出てくるのですが、そのつながりが何の説明もなくスパッと切り替わる。なぜワイドにするのかなという感じがします。
 水越さんの持ち味は掛け合いの方が出るのではないか。一人だと、間が足りないというか、ちょっと大変そうな気がする時もあります。
 7時から11時と大変長丁場で、いつスイッチを入れて、いつ切ってもいいように5分、10分という単位 で構成され全部聴くのは不可能ですが、私はよく聴いています。水越さんは聴いていて安心感があります。
 これぞ普段着の情報番組という感じでテンポもよく、聴き慣れているリスナーには双方向の親しみやすい身近な番組だと思いました。

<局 側>
 30分の番組の中に岩手と掬太郎の関わりをどう表現したらいいか。使いたかった映像も構成上入れなかったところもあり、その意味で第2弾も改めて検討したい。
 「父親がなぜ根室に行ったのか」ですが、菊治さんは養子に入った方で、生活も苦しく、養父母ともうまくいっていないことがわかってきたので番組に出す必要はないと考え、いきなり根室に行った形にしました。
 「すっぴん土曜日」で水越アナは掛け合いの方がいいというご意見ですが、「ワイドステーション」では週2回、大塚・水越コンビで放送しており2人の掛け合いはリスナーから非常に評判がいいようです。

戻る