第456回番組審議会・議事概要

日 時: 平成13年6月29日(金) 午前11時〜12時30分
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題:
テレビ  JNN東北5社共同企画
     「みちのく路 名水とうまいもの〜地元の水が育む名物料理〜」
ラジオ  「絢子と歌と仲間達」
出席委員: 8名
石川 桂司委員長   藤原 正紀副委員長
市川 喜紀委員   熊谷 志衣子委員
坂田 裕一委員   佐藤 捷郎委員
村井 朋子委員   山崎 文子委員
IBC出席者: 菊池社長、阿部常務、
川島業務局長、今村報道局長、
井上メディア技術局長、中林番審事務局長


<委員の主な発言>

テレビ 「みちのく路 名水とうまいもの〜地元の水が育む名物料理〜」
 それぞれの場面のナレーターを男性で通していることで、番組に安定感を出している。宮古の水ソバや岩泉の水まんじゅうの食べ方など、再発見のある番組でした。ただ水の撮り方が下手で、水の良さが出ていない。水中カメラを使うなど、もうひと工夫ほしかった。
 この手の番組のセオリー通りに作ってあって、普通の番組という感じでした。したがって画面も美しいし、出てくる人々も善良な感じでいいと思います。ただ、台本が余りにもきちんとしていて、その通りに作ろうとした感じがかいま見え、すごく気になりました。
 最後にナレーションで「あなたの身近な水を守っていますか」と入りましたが、水と各県の代表的なおいしいものを並べているもののどんな水を守る工夫をしているのか、どうすれば水を守っていけるかというアドバイスもあれば、より番組が深くなつたのではと思いました。
 様々な問題提起もあったし、食べ物の話もありましたが、水と言えばこれという当たり前の切り口で終わってしまった気がします。全く関係のない水と文学とのつながり、そこに食べ物がどう絡まってくるのかなど、切り口を変えて作ったほうが良かったのではないかと思います。
 1コーナーの時間が短いのにタイトルのもとに、うまくまとまっていると思いました。特に福島のソバ屋夫婦の水を愛する立場がよく表現されていました。定番番組ではあるけれども映像もきれいでしたし、爽やかで素晴らしかったと思います。
 水をダイナミックにどう表現するか、水くらい変幻自在なものはないから静けさの部分、激しい部分、圧倒的な水量といった部分を表現の中に織り込むともっとダイナミックな水が出てきたのではないか。
 5局で作る場合、どういうコンセプトでつながっているかが大切で、男性ナレーターで続いていることが統一感なのでなく、みちのく路であるから、水との関係でもう少し詰めるところがあってもいい。東北と言えば雪国で、干ばつは余りない。冬、山に降った雪は天然のダムであり、田が涸れることは滅多にないし、地下水も豊富です。雪国というところから水に対する思いが少しほしい。名水の背景にある東北の水というところがコンセプトにきちっとあればもっと良かった。

ラジオ 「絢子と歌と仲間達」
 絢子さんは声のきれいさで聞かせるので、15分の中で2曲聞くと飽きが来る。それをカバーするのがおしゃべりだと思いますが、シャイな方なので話がうまくない。それでもよくあそこまで番組をつくっているなという印象です。
 絢子さんはしゃべりが余り上手でないと思いました。ゲストで浄法寺町長が出演していましたが、自然体で、こういう番組にあっていると感じました。音楽も我々に合っているものばかりで私は気持ちよく聞きました。
 絢子さんは本質的に飾る人ではなく、常に"地"で勝負しているところが良さだと思います。
 仲間達とは誰か、ゲストのことかなと漠然とした疑問がありました。テーマは「出会い」で、人との出会いを強調していましたが、会話だけではなかなか伝わってこない。たくさんのケースを羅列され過ぎるとうまく伝わってこないという不満が残りました。

<局 側>
 ラジオの番組は女性ディレクターが担当していますが、台本をつくらず進行の打合せでやっています。台本を一字一句ディレクターが書くと、おそらく読んでしまい、絢子さんの個性がますます出てこなくなるようです。
 今回の共同番組は幹事社のテレビユー福島が全部取材してまとめたものです。制作に当たってはプロデューサー同志の話で岩手は岩泉を紹介しました。川真珠貝の話をした時に、当社が水中撮影したことを伝えれば使ったかもしれません。コミュニケーション不足で川真珠貝の映像を出せず残念でした。

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