第454回番組審議会・議事概要

日 時: 平成13年4月25日(水) 午前11時〜12時30分
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: テレビ 「4月改編」
ラジオ 「志らくと歌と30分」
出席委員: 7名
石川 桂司委員長   藤原 正紀副委員長
市川 喜紀委員   熊谷 志衣子委員
坂田 裕 一委員   佐藤 捷郎委員
真木 英男委員  
IBC出席者: 菊池社長、大星専務、阿部常務、
小西常務、川島業務局長、今村報道局長、
中林番審事務局長


<委員の主な発言>

テレビ 「4月改編」について
 「水戸黄門」が大変身した。髭がなくなったし、必ずしも印籠が出てくるわけでもない。これまでとは違う番組と考えて見たほうがいいと思うし、これからどうなるか楽しみだ。夕方の再放送の方はどういうつもりで、いつまでやるのか聞いて見たい。
 「ニュースエコー」で釜石のラグビーの話も含め、地域で頑張っている人や団体を取り上げてエールを送るコーナーは大変よかった。アイワ閉鎖について生中継をしたのはよかったが、現場記者のレポートが記者会見をコピーした内容だった。レポートを求める時の処理の仕方に疑問を感じた。
 「ラブストーリー」は中山美穂と豊川悦司のいい顔ぶれで、見たい番組の筆頭になる。また、「昔の男」は、藤原紀香が出ている大人の愛の物語でいろんな妖しい展開もあって引き付けられます。「天国に一番近い男」は、現実ばなれしていて何を訴えようとしているのか分らない。
 「天国に一番近い男」にしても、「昔の男」や「ラブストーリー」にしても売れっ子の脚本家が書いたものだからテンポもよく、なるほどと思うが余りにも作り過ぎている気がする。そんな中で「月曜ミステリー劇場」はキャストが豪華で力の入った本格的ドラマという感じでいい印象を持った。
 「小さな恋みつけた」は、ほほえましくはあるけれども子供たちの自然な可愛い姿を画面で、みんなの前にさらけ出していいものかという感じがしました。子供たちの純真な姿がそのまま続けばいいが、もっと面白くなっていくと逆に違う方向にいくのではないかと気になります。
 「水戸黄門」のかつらは、殿様の時は白っぽくていいが、黄門様になると町民風のかつらになり、金髪のようなのがある。ちょっとリアリティがない感じがする。また、長年「水戸黄門」を見てきた人は、今回の水戸黄門は難しいと感じていると思う。ただ絵柄は非常に吟味され、光線の使い方、背景に対しては大変用心深く構成されていると感じた。
 「水戸黄門」はドラマチックにはなっているけれども、パターン化しないのがお年寄りに喜ばれるのかどうか疑問を持った。
 単発もので、4月22日の日曜スペシャル「女と愛とミステリー・北アルプス穂高連邦殺人事件」は高嶋政宏、渡瀬恒彦などが演ずる山岳救助隊を取り上げた番組で非常にいいドラマだつた。4月23日の月曜ミステリー劇場「弁護士猪狩文助」は、ユニークな法廷ドラマとして面白く見た。単発ものでいいものが出たという感じがします。

ラジオ「志らくと歌と30分」について
 選曲に脈絡がない。志らくが歌謡曲に詳しいのでしょうが、どう詳しいのか見えてこない。志らくが中心なら伊藤アナは聞き役に徹して、志らくのいいところを引き出すことがあってもいい。
 志らくがどういう人かちょっとわからない。もう少し紹介したほうがいい。話の運び方はなかなか面白くてさすが噺家だなと思いました。
 志らくは若そうですが歌や映画をかなり知っていそうで、伊藤アナというよりもっと志らくにしゃべらせたらどうかと思った。我々でもみんな知っている歌ばかりで、音楽を聴き、おしゃべりを聴く点ではいいと思いました。

<局 側>
 水戸黄門の夕方再放送については、視聴率対策もあり一昨年10月からスタートさせた。この4月の視聴率調査では週平均10.7%で最大ライバルのテレビ岩手「5きげんテレビ」の9.0%をやっと抜きました。素材がTBSにある限り続けていきたいと思っています。
 4月改編全体では、HUT(総世帯視聴率)がNHKも含めた全局で前年に比べ3〜4%ぐらい落ちています。プロ野球の視聴率が今回20%を超えた局は一社もありませんでした。スポーツニュースで最初に取り上げられるのは大リーガーのイチロー、新庄です。日本のプロ野球の視聴率が下がってきたのはそのためもあるし、断定できませんがインターネットの普及も大きな要因ではないかと見ています。
 アイワのニュースの取り上げ方について、おほめと、まずい点のご指摘がありました。まずい点は他にも多々ありました。重大発表があるとの情報をつかみ、関連会社を含め600人が職を失う大問題を考え生中継にしました。しかし内容的に、ご指摘のとおりまずい点が多々ありました。当日のニュースをほとんど捨てこれに全部切り替えましたが、どんな説明がされるか全く予想がつかず、スタジオの方も混乱しました。中継についての反省は局内でもやっております。アイワの件は、企業の論理、地域の経済的論理がぶつかり合う非常に興味深い深刻な問題ですので、今後も意欲的に取り組んでいきたいと思います。

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