第453回番組審議会・議事概要

日 時: 平成13年3月28日(水) 午前11時〜12時30分
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: JNN共同制作番組「藁一本の革命」
ラジオ 「ラジオ文庫」
出席委員: 9名
石川 桂司委員長   藤原 正紀副委員長
熊谷 志衣子委員   佐藤 捷郎委員
田口 圭一委員   真木 英男委員
三浦 宏 委員   元持 義信委員
山崎 文子委員      
IBC出席者: 菊池社長、大星専務、阿部常務、
小西常務、川島業務局長、今村報道局長、
井上メディア技術局長、中林番審事務局長


<委員の主な発言>

テレビ JNN共同制作番組「藁一本の革命」について
 番組自体は非常にまとまっていてよかった。21世紀の環境問題を考えた場合、必要なテーマであるし、我々が考えなければならない問題です。
 藁の活用法として、土と練り合わせて、しかも藁一本一本浮き出たような形状に美を感じるという日本的な感性に対して、大量の藁を圧縮し、その上を土で隠してきれいに見せるアメリカ的な発想との対比がよくわかって面白かった。
 私もあのような家というものを知らなかったので、いいものを紹介してもらいました。循環型社会づくりが叫ばれている中で、タイムリーないい番組だった。ただ家以外にもいろいろ取り上げたのでまとまりが悪くなってしまったのではないか。
 若者の自己表現欲求論が幸福論という形で出てきているので、知らないですむ一部の極端な例を取り上げてしまうと、テレビの弊害の一つとしか考えられない部分がありました。
 今の時代にこういう番組を取り上げることは素晴らしいが、見ていて感動がなかった。確かにいいことを言っているし、いい番組であることはわかるが、もう少し共感と感動を呼ぶ場面がほしい。
 今の時代にこういう番組を取り上げることは素晴らしいが、見ていて感動がなかった。確かにいいことを言っているし、いい番組であることはわかるが、もう少し共感と感動を呼ぶ場面がほしい。
 番組の構成として、いろんな藁があまりにも出過ぎて、未来の循環型の生活にこの家がいいという趣旨なのか、今ひとつ伝わらなかった。また、21世紀を考えるなら若い人達にも出てもらい藁というテーマについての反応や意見を引き出してほしかった。
 日本は藁を昔からいろんなものに使っており、世界の先輩格です。その藁の利用をもう一度考えて見ようという趣旨に受け止めましたが、こういう自然還元はこれからの問題ですから、今後もどんどん取り上げてほしい。
 意図とすれば非常にいいし、理解できるが、客観的に見た場合は詰め込みすぎで欲張りすぎたために訴求点が散漫になってしまったのではないか。
 着想の動機は何かを聞きたい。コンセプトがはっきりしない番組だった。表題として「土に還る」「藁による革命」という言葉を使ったり、ナレーションでも世界の文化を変える着想ということですが、どうもピンとこなかった。

ラジオ「ラジオ文庫」について
 「ラジオ文庫」は好きでしょっちゅう聞きます。アナウンサーの二人 は役回りもしっかりしており、非常に聞きやすい番組です。
 この時間帯にこのような番組を聞いていなかったので、逆に新鮮に感じました。さすがにアナウンサーはうまいものだなあと思いました。IBCのアナウンサーはラジオで鍛えられていることを再認識させられました。
 大塚さんと吉田さん、二人の息も合って非常によかったと思います。複数の声もそれぞれうまくまとめて、上手だなあと思いました。内海隆一郎の短編も身近に起り得る家族、友人、知人を取り扱った心温まる内容で、聴いた後、ほのぼのとした気持ちになり、非常にいい番組だと思いました。
 いい番組だと思います。何十年と続く息の長い番組になってほしいと思います。大塚、吉田さんともうまいものです。ただ、台詞のところは工夫されていますが、ナレーションになるとちょっと速いのではないか。

<局 側>
 「藁一本の革命」は静岡放送とTBSの共同制作ですが、着想の動機は、福岡正信さんの著書をもとにした切り口で、藁に関する文化の素材を集めて制作したのではないかと思いますが、確かに、ご意見の中にあったように、ごった煮というか、散漫になったとの印象を受けたかもしれません。プロデューサーとしては、藁の価値、利用というものを知ってもらう意味で作った番組ではないかと思っています。
 JNN共同制作番組に関して説明します。これはTBS系JNN27局の制作力のアップを図ろうと10年程前にスタートした番組で、TBSはプロデューサーの立場で番組を最終チェックする機能です。当初は全国4ブロックに分けて制作を順番に担当し、年2回放送していましたが、2年前から1年1回にして、各局の企画コンペにし、できればハイビジョンで作って見ようということになり、今回は静岡放送が企画コンペで勝ちました。

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