第452回番組審議会・議事概要

日 時: 平成13年2月22日(木) 午前11時〜12時30分
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: テレビ「筑紫哲也ニュース23」幸福論特集
ラジオ「黒沢 良 声優生活50年」
出席委員: 9名
石川 桂司委員長   藤原 正紀副委員長
熊谷 志衣子委員   小松  務委員
坂田 裕一委員   佐藤 捷郎委員
田口 圭一委員   真木 英男委員
山崎 文子委員      
IBC出席者: 菊池社長、大星専務、阿部常務、
小西常務、川島業務局長、今村報道局長、
井上メディア技術局長、中林番審事務局長


<委員の主な発言>

テレビ「筑紫哲也ニュース23」幸福論特集について
 ニュース番組の中で幸福論という特集を組むのは非常に面白い。 やゝ変わった若者を取り上げていますが、ある意味でこれが現実です。大きな問題提起になっていると思います。
 自己表現が出来れば幸せを感じる今の子供たちが、わがままにみえたりする。子供たちが満たされないのは何故なのか、もっと突っ込んで見る必要があると感じました。
 ニュース番組の中でこれだけ長時間、連続性を持ちながら幸福論を取り上げている姿勢は大したものだと思う。幸福のあり方は各自によって別 な問題があるし、いろんなケースがあることもわかります。ちょっと特殊な例を拾いすぎている嫌いがあるのではないか。
 若者の自己表現欲求論が幸福論という形で出てきているので、知らないですむ一部の極端な例を取り上げてしまうと、テレビの弊害の一つとしか考えられない部分がありました。
 特にメールの出会いサイトでナンパを繰り返す、異常としか思えない青年のことがインプットされてしまって、見ていて心配になりました。
 何故こういう人を取り上げたのでしょうか。
 Eメールの実例は衝撃的でした。これについて視聴者の反論の機会を設けて、結果は否定的な意見が殆どだったので少し救われた気持ちがしました。
 全体的に時代を反映していると思います。今回は個に絞った幸福論を取り上げたが、社会、家族、他人とはどうなっているのか、責任、教育の問題まで深めた展開で特集してほしい。
 引きこもりの若者たちがビールを飲みながら、くだらない話をしている−こんな話を何でテレビで見なければならないのか。世の中には学歴に関係なく、何かに熱中し、燃えている若者が沢山いる。そういう人たちを出してモデルや憧れになる人をテレビで作ってあげてほしい。
 価値観の多様化を表現したかったのでしょうか。幸福論という抽象的な議論になると、ああいう作り方になるのかなと、何か違和感を持ちました。

ラジオ「黒沢良 声優生活50年」
 黒沢良の声がいいこと、話す内容の若々しさに驚きました。 7000回続けた「黒沢良のティータイムジョッキー」にもIBCの歴史を感じました。
 ラジオで聞く黒沢良さんの、とても素晴らしい声に惹かれました。
 黒沢さんの声の良さと村松アナウンサーの話の引き出し方が、さすが だなと思いました。
 非常にいい番組だと思います。特に注目したのは、同じ声優でも若山弦蔵はいつも自分の自信としている低音の、魅力ある声と語り口で差をつけるが、黒沢良はその役になりきって声を変えるので、なるほどと思いました。

<局 側>
 幸福論について手厳しいご意見を相次いで頂きました。「ニュース23」では幸せとは何かということを、今年一年間のテーマにすることで決まったようです。ご指摘の大学生、ケンだけを象徴にした番組をやっていくなら、同様の感想を持ちますので今回のご意見を聞いた上で「ニュース23」の今後の構成について聞いてみたいと思います。
 次回いつやるのか未定のようですが、今回かなりの反響だったようで、ホームページを閉鎖するなど、TBSも悪い影響が広がらないよう気を使っているようです。
 系列各局にも関連意見として同じような論調が出ていると推察しています。TBSも反省点を持っているようです。皆様のご意見をまとめてTBSに伝えたいと思います。

戻る