第430回番組審議会・議事概要

日 時: 1999年2月24日(水) 午前11時〜12時30分
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: テレビ番組『いわてっ子ばんざい』
委 員: 石川桂司委員長、藤原正紀副委員長
熊谷志衣子委員、坂田裕一委員、佐藤捷郎委員
細田洋道委員、村田源一郎委員、山崎文子委員
IBC側: 河野会長、菊池社長
大星専務、堀切常務、村上常務
森田ラジオ局長、鷹觜報道制作局長
阿部番審事務局長、高橋番審事務局次長



テレビ番組『いわてっ子ばんざい』
「議題について」
委員 今、季節感を伴う昔から伝承されてきた日本的な行事がなくなっているなかで、親から子へ手から手へと伝わることの大事さをこの番組を見て改めて感じました。
子供たちが料理を作ったり、いじめの問題などいろいろ取り上げていますが、少しきれいにまとまっており、建前の話が多すぎるという印象です。
幼少期に食べた味は、長ずるに及んで忘れがたくておいしい。子供自体が食べ物を選択したり、旬の味を覚えるようにしなければならない。岩手の伝統食を普及させることが大切だと思います。
“岩手に伝わるおばあちゃんの味”は、地域の食文化、生活の仕方をお母さんや子供たちに伝えており、そういう機会が乏しい今の核家族には重要なことです。子供と大人のふれあいがあり、精神面でプラスになる番組だと思うので、ぜひこれからも伝えてもらいたい。
「いわてっ子ばんざい」は、完成の作品とでも言いますか、ただ、いい番組と見てくれる番組は違うので、いい番組であればもう少し面白み、見てくれる番組という味付けがあった方がバランス的にいいのではないでしょうか。
朝食抜きの今の食生活習慣は、ただ子育ての問題だけではなく、我々全体の食事習慣、社会背景もある。その中で、カップ麺だけ持たせるお母さんと、必死になって作って食べさせようとする親などを対峙していったら哲学や基本的な考え方が描けるのではないでしょうか。
局側 昔からのお菓子作りを後世に伝えてほしいということですが、今回の企画ではそこまでいっていませんが、別の独立した番組でやれるのではないかと思います。
家庭教育学級や講座などでも活用してほしいと思い、番組12本を県下の52市町村の教育委員会をはじめ、図書館に配布することになっています。

「ラジオについて」
委員 「リクエストマンデー」や「水越かおるのすっぴん土曜日」などを聞いています。水越さんの番組は中央の放送が時々は入りますが、違和感もなくうまい組み合わせになっています。若い人に受けそうなスキー情報なども適切に入っています。

「その他」
委員 IBCではなかったのですが、爆弾らしい物が庭先に置いてあると緑が丘の住人から届け出があり、そのうちに「盛岡市職員の○○が」と報道され、具体的に肩書まで入ったコメントがありました。果たして爆弾か何かもわからない状況で肩書まで上げて予見を起こすような報道のあり方はいかがでしょうか。
「どんパラ」は時々見ていますが、ローカルによくある間の悪さが解消されていて、テンポとスピードがあって頑張っており、面白く拝見できます。昨日の放送で、東大通り商店街の会長と歩きながらの会話は、シャッターが降りた時間帯だったので逆に淋しい東大通りを表していたようでもあり、考えた方がいいと思いました。
所沢のダイオキシン問題で、テレビ局の対応は、テレビ朝日対各社という構図になっているように見えますので、問題の焦点の取り上げ方、対策の方にもう少し入って報道する姿勢がほしいと思った。
テレビ朝日の報道に関して、3県の新聞のコラムでは珍しく2回、かなり詳しい批判をしていた。現場を踏んだことがないキャスターが弱点を露呈したと。
テレビ朝日のダイオキシン問題についてですが、この問題を取り上げたことによって世論に注意を喚起した意味はあると思います。しかし、苦情や番組内容に関する意見、提案にどう対応するかという点からいうと、局の姿勢が問われます。社長が出て謝罪したが、誤報ではないと言っています。野菜農家やお茶農家には誤報ではないと言い切れるのかどうか大きな問題です。
局側 不審物が置かれていた事件の報道については、当社の報道部は住民からの届け出という表現にしました。最終の段階でも、実際に事件と関わりがあるかどうかわからなかったので地方公務員と発表し、具体的な肩書は出していません。
テレビ朝日と他局の関係についてですが、キー局の問題ではありますが、我々報道の世界にいると、あと追い取材は難しいというか、やりづらい面はあります。今後、岩手県内でもあり得ないとも言えない、そういうことはより慎重に内部で勉強していきたいと思います。

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