第419回番組審議会・議事概要

日 時: 1998年2月26日(木) 11時〜
場 所: IBC放送会館 大会議室
議 題: 長野オリンピック放送について
出席委員: 石川桂司委員長、藤原正紀副委員長、市川喜紀委員、熊谷志衣子委員、坂田裕一委員、佐藤捷郎委員、田口圭一委員、細田洋道委員、村井朋子委員、村田源一朗委員、元持義信委員、山崎文子委員
IBC: 河野社長、菊池専務、児玉常務、大星常務、堀切常務、村上テレビ局長、鷹嘴報道制作局長、阿部ラジオ局長、森田番審事務局長、高橋番審事務局次長

長野オリンピック放送について
委員 今回のオリンピック放送が今までにない感動を与えてくれたのはメディアのお陰です。スピードスケートで清水選手が金メダルを獲得した時、母親にメダルをかけてやるシーンまでカメラが追いかけて撮ったのは感動しました。
気になった点は、スピードスケート放送で民放と衛星第1が全く同じ映像を流していたが、衛星第1の画像は非常にきれいで、民放はよくなかった。どうしてなのか教えていただきたい。
リポーターの小谷実可子さんは、自分もオリンピックに参加した経験上から適切な質問が多かった。3人のメインの司会者たちより小谷さんのインタビューの方がよかったと思う。
岩手日報が裏方に記事をたくさん載せていたが、とても感心しました。そういうことがテレビではすくなかった。放映権の問題もあり、競技中心になるのは異論はないが、オリンピックを支える活動がもっとみんなに見える番組の中で展開できないのかと感じました。
残念だったのは2月10日の男子500メートルのラジオの放送です。清水選手がスタートする段階になって、ラジオはCMが入った。きわどい入れ方をするなと思っていたら、選手がスタートする時間になって番組が変わってしまった。岩手日報ニュースが入り、またCMが入ってその後にやっと清水選手が金メダルを取ったことをつたえた。片やNHKは6時のニュースを繰り下げ、表彰式を撮っていた。キー局のせいかもしれないが、スポンサーのご好意というのも有りますから、岩手日報なら電話1本かければ協力してくれるのではないか。
開会式、閉会式をみながらも、これが盛岡だったかもしれないと思うと悔しかった。TBSはオリンピック後の長野がどうなっているか取材して、ぜひ私たちにも知らせていただきたい。
気になったのは、里谷選手がメダルを首にかけてもらうときに帽子を取らなかったことです。国旗掲揚の際もかぶったままで誰か教えたらいいのにと気になっていました。案の定、翌日の新聞などでも問題になったようで、私と同じ思いをした人はいたようです。
TBSはいい競技に当たらなかった感じがします。新聞では、視聴率で民放がNHKに勝ったのは日本テレビのジャンプとフジの総集編とありました。各局の希望を最終的に調整して割り振ったと思いますが、なんでTBSがうまく当たらなかったのかという感じをうけましたので、TBSはどんな考え方で希望を出したのか教えていただきたい。
オリンピックを映像化する技術的なものは上質なものになってきている。生の感動はドラマでは作れないので、IBCでもスポーツ番組に力を入れた方がいい。
局側 どの局がどの競技を放送するかを決めるのは抽選です。今回はNHKと民放が割り振りするという大前提があり、さらに、その前にNHK衛星は自由に生中継ができるとなっていました。したがって、地上局はNHKと民放各系列5局、合計6社による抽選で決めるというやり方でした。
ラジオの男子500メートルは清水選手がスタートする前に中継をやめレギュラー番組に戻したのは、競技がアクシデントにより時間が延び当初予定していた放送時間を延長したが清水選手のスタートがさらに遅れたため中継できなかった。さまざまな状況があったとはいえ最後まで伝えきれなかったのは、放送局側として誠に慚愧であります。
NHK衛星は衛星から受けるため雑音などの影響を受けないので地上波よりきれいである。

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